今月の一枚
No.7 胃透視は充盈像が重要
左は人間Dockでバリウムを服用した状態である。
右は、人間Dockで精査となり、GF後、ガストロで再検査となった画像である。
左の胃透視では、蝸牛角状飜転により立位充盈像で胃角が描出不良。
二重造影像で前庭部に所見があったため、GF精査の運びとなった。GFでは、胃透視では指摘できなかった、胃角部の潰瘍を認めた。
GF後の再検査では、胃角の描出に注意し、造影剤量や体位を工夫して撮影したもので、胃角部の、「小弯短縮」「陰影欠損」「直線化」を認める。これは胃角部の病変を示唆する所見である。
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