MRI検査とは、強い磁石とラジオに使われているような電波を用いて体内の状態を画像にする検査です。体内の水素原子を磁場と電波の力でゆさぶり、原子の状態を画像にします。体内の様々な病気を発見することができますが、特に脳や脊椎、四肢などの病気に高い検査能力を持っています。 MRI検査に有効な疾患の一例を以下の表にまとめてみました。
MRI検査を行う前に確認することがあります。MRI検査は、大きい磁石と電波を使うので、患者様によっては検査を行うことができない場合があります。まず、心臓ペースメーカを装着している患者様、脳動脈クリップなど体内に金属がある患者様は検査を行えません。強い磁石に引っ張られて、体内の金属が動いてしまう可能性があります。また、検査時にはトンネルのような筒の中に入っていただくので、閉所恐怖症の患者様は検査が行えないことがあります。 さらに、MRI検査室には大きい磁石が置かれているため、金属類を身につけたまま検査を行うことはできません。金属が機械に吸い込まれたり、電子機器(時計・携帯電話など)は壊れることがあります。また、アイラインなど化粧品に含まれる微小な金属が電波の影響で熱をもって、火傷の原因にもなります。検査前には化粧類は落として検査する必要があります。 検査の流れとしては、患者様にベッドに仰向けで寝てもらい、磁石の役割をする大きいトンネルの中に入ってもらいます。そして、ラジオに用いられるような電波を身体にあてることによって、体内から放出される信号を受け取り、画像を作ります。また、検査を行っている最中に機械から大きな音が発生します。MRI検査では、画像を作るために、磁場を変化させる必要があります。この磁場を変化させるときに大きい音が発生します。検査時間は、検査の目的によっても変わりますが、およそ20分~40分です。 MRI検査は磁石と電波によって画像を得るため、CT検査のような放射線による被曝がありません。これがMRI検査の大きな特長の一つです。そのため、上に書いたような特別な理由がなければ安心して検査を行うことができます。そして、もう一つの大きな特長は造影剤を使用しなくても血管の情報が得られることです。CT検査などは造影剤を体内に注入することによって血管の情報得ますが、MRI検査では特別な検査方法で、造影剤を使用しなくても脳の血管の情報を画像にすることができます。 -------------------------------------