|
【医療安全推進者 村井 靖】
医療業務という仕事は、業務の幅が広く、複雑な労働(頭脳的・技術的・肉体的)や個別のサービス(物的・心理的)を分業で行い、その行為の失敗が直に人命に関わりやすいという特徴があります。このような特徴から業務を行う過程の中で、患者様にとって様々なリスクが生じます。そこで、患者様が安全・安心な医療を受けられるために、医療安全管理委員会は様々な活動を行い、患者様に生じるリスクがより低く(人間行動学からもゼロは不可能です)なるよう努力しています。それはけっして終わることのない努力です。
------------------------------------------------
当院での(医療機関に限らず、組織の重要課題)重要な目標は、より円滑で漏れのない“コミュニケーション”を実現することです。情報発信→情報共有→情報フィードバック。ホウレンソウ(報告連絡相談)などと呼ばれるように、仕事(実は家庭も)において最も重要視される事柄です。
当院では早瀬仁滋院長の方針にのっとり、
毎朝、
@各部署代表が集まる朝礼でのコミュニケーション。
インシデント・アクシデントレポートの報告。
医療関係報道の報告。
診療においては、
A電子カルテを用いた、リアルタイムの患者様情報と注意喚起の情報共有。
外来では、
B各診察室・点滴室が一体となったバックヤードを有効に生かした
業務連携でのコミュニケーション。
病棟では、
C朝夕の回診による患者様情報共有。
休憩室では、
D医師も含めて全ての職種のスタッフが出入りし、
そこで仕事を含めた“職種間に垣根がない”コミュニケーション。
毎月1回の、
E各部署代表のみとどまらず、“全てのスタッフが出席対象”と
なっている、全体会議と各委員会。
組織は小さいですが、その小ささを生かした、小回りのきく医療が
当院の特徴と言えます。
リスクマネージメント(危機管理)の道具であるインシデント・レポートについては、
@コンピュータ利用あるいは手書きによる提出。
A朝礼における報告による情報共有。
Bより詳細な内容が必要な場合の、報告者への差し戻し。
C同一事項に対する、関連部署による複数報告。
D必要に応じ、一定数のレポートをまとめた要約の配布。
E委員会における内容検討と対策評価。
F重要事項に対する標語作成・掲示。
その他、
○院内研修会開催。院外研修会への参加など。
以上のような活動を、委員会が中心となって行っています。
------------------------------------------------
|